現代の健康に重要『ビタミン』について知っておこう。①
人にとって基本となる3大栄養素、タンパク質、炭水化物、脂肪。
これらは、「食物の栄養強化」により世界中の多くの地域で基本的に改善されたと考えられていました。
現代では、遺伝子、食事、慢性疾患、ライフスタイル、環境毒素などで、個人の栄養必要量がかわってくることがわかっています。
2006年の世界保健機関の報告書では、世界中の3人に1人にさまざまなビタミンまたはミネラル欠乏症が見られるとのことです。。
ビタミンと言っても各種さまざまありますので、重要視されている主なビタミンを紹介します。。
水溶性と脂溶性、2種類のビタミン
ビタミンは主に、水溶性と脂溶性の2種類に分類されます。
脂溶性ビタミンが吸収されるには、食事による脂肪摂取が不可欠です。これらは、肝臓や体の脂肪組織に貯蔵され、必要に応じて利用できると考えられています。
対照的に、水溶性ビタミンは水に溶け、体内に貯蔵されません。
水溶性ビタミンは簡単に水に溶け、腸管で吸収されます。水溶性ビタミンが体内に貯蔵されることは稀なため、過剰量の水溶性ビタミンは、腎臓や尿を通して排出されます。
ビタミンB6(ピリドキシン)
ビタミンB6は、人体で100種類以上の生化学反応に関与し、神経と脳全体の健康に重要な役割を果たします。ビタミンB6は、糖分子、コレステロール、タンパク質の代謝にも重要です。
ビタミンB6欠乏症の危険因子:
ビタミンB6は、小腸の中央部である空腸で吸収されます。腸の健康維持は、B6他あらゆるビタミンとミネラルの吸収に大変重要です。
ビタミンB6欠乏症の症状
- 頭皮の乾燥
- 疲労
- 錯乱状態
- 知覚麻痺
ビタミンB6の食物
- 豚肉
- 牛肉・牛レバー
- 鳥胸肉
- サーモン・マグロ
- バナナ
- ジャガイモ
- ピスタチオ
成人男性で、1日1〜2mgのビタミンB6摂取をオススメ。
子供ちゃんは、年齢に応じて1日0.1〜1.3mgほどのビタミンB6が必要です。
ビタミンB6はマルチビタミンやビタミンB群サプリメント単体のサプリメントなどからも摂れますが、過剰摂取のリスクを考えるとオススメはしません。
明日は、ビタミンB12、葉酸(ビタミンB9)あたりを載せていきます。