ダイエットにおける脂肪①
私たちはいつもトレーニングや、食事に気をつけることで健康的な体を作っているわけなんですが、
そもそもなぜ、人間は太る(脂肪がつく)のでしょうか??
漠然と食事管理や運動をするより、メカニズムを知った上でダイエットに励む方が続きやすいので、
今回はその「脂肪」についてであります。
脂肪は飢餓に耐えるための自然な仕組み
人も含めた動物は、進化の過程にて常に飢餓と戦ってきました。
私たちのかなり昔の先祖たちも、狩りをしたり野生の木の実や果実を採って生きてきたのですが、必ずしも獲物をゲットできるとは限りませんでした。
そのため、動物は余分なエネルギーを摂取した際は、それを脂肪として蓄え、次に飢えに備えて生き延びるシステムを身につけているのです。
しかし、現代では、食べ物が溢れすぎていて、このシステムがかえって肥満を増大させる大きな原因になってしまっております。
その上、狩猟民族同様に、生きていくために「狩りや農耕」という「運動」をするように体が作られています。
その必要がなくなってしまった現代の人々は、常にエネルギーの過剰摂取と運動不足の状態と言えるでありましょう。。
環境には少しずつ順応していくとはいえ、遺伝子レベルで大きく変わるのはなかなか難しいでしょう。
現状理解からの対策の必要性
三大栄養素はご周知の通り、
- 炭水化物
- タンパク質
- 脂質
でありまして、人間には重要なエネルギー源の一つであります、
その中でも脂肪は、重さ当たりのエネルギー量が格段に多く、炭水化物、タンパク質に比べて倍以上なのであります。
さらに、一般的な成人男性が何ヶ月も何も食べなくても生きていけるくらいのエネルギーを脂肪として蓄えていると言われています!!
重さ当たりのエネルギー量(kcal/g)
- 脂肪 9.3
- タンパク質 4.1
- 炭水化物 4.1
つまり、脂肪は生きていくためのエネルギーを大量かつ長期的に保存できる高性能エネルギータンクなのであります!
長くなるのでこの辺でベースの脂肪の説明を終わりにして、
明日は、食事から摂取した物がどのようにして脂肪として作られるのかという説明をしていきます。