食物繊維の基本と摂取ガイドライン
よく体にいいと言われる食物繊維、
食物繊維の摂取量が増えるとともに、総死亡率も増加する!なんて話しもあるくらいなんで、しっかり摂っていきたいところでございます。
食物繊維って?
食物繊維は、植物に含まれている消化不能な物質。野菜、穀物、豆、ナッツなどをはじめとする植物性の食品は、体中で消化され、含まれていたタンパク質や脂質や炭水化物が吸収されます。
しかし、食物繊維はほぼそのままの状態で体内を通り抜けていきます。
主に水溶性と不溶性の2種類あります。
水溶性繊維は水の中で溶ける性質があり、
- コレステロールの低下
- 血糖値の調整
- 心臓病のリスク低減
などに貢献できます。
不溶性食物繊維は、ほぼそのままの形で体内を通り抜けるので、
- 便秘予防、改善
に期待できます。
食物繊維の健康効果
- 体重管理 :不溶性繊維も水溶性繊維も満腹感を与えられるので、食べる量を減らしたい時に役立ちます。
- 糖尿病:糖尿病患者の糖分吸収を遅らせる働きにより、血糖値の調節機能の改善に役立つと言われています。
- 消化器系の健康:食物繊維にはプレバイオティクス(善玉菌のえさ)を腸内に供給したり栄養素の吸収を助けたりする働きがあるので、大腸内の善玉菌のレベルの維持に貢献できると言われます。
- 心臓血管疾患:水溶性繊維は「悪玉」LDLコレステロールと総コレステロールの値を下げるのに役立つと考えられています。
一日どれくらい摂るべきか
厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」では、1日あたりの『目標量』は、
18〜69歳で、男性20g以上、女性18g以上となっています。
食物繊維の豊富な食材
野菜、果物、全粒穀物、豆類、ナッツ類、種子類は、どれも食物繊維の重要摂取源です。以下が食物繊維摂取におすすめの食品です。
- 高繊維 シリアル
- 調理済みの 豆
- スプリットピー
- ひよこ豆
- レンズ豆
- 梨
- アボカド
- りんご(皮つき)
- チアシード
- ブルグル
- ミックスベジタブル(冷凍のものを調理)
- ラズベリー
- ブラックベリー
- カラードグリーン
- さつまいも(皮つき)
- アーモンド