高血圧治療にも使われるオススメ食事法
いろいろなダイエット法がある中で個人的にオススメな食事法があります。
それはDASHダイエットです。。
DASH食とは?
DASH食とは、高血圧の食事療法として注目されているもので、
Dietary Approaches to Stop Hypertension (高血圧を防ぐ食事法)の略語で、心筋梗塞や心疾患で亡くなる人が多いアメリカで調査・研究され、高血圧の改善に高い効果があると認められている食事法です。
高血圧に良い食品を増やし、良くない食品を減らす
DASH食の特徴は、食品の組み合わせを改善することです。
簡単に言えば、「今より体に良い食品を増やし、良くない食品を減らす」というもの、完全にこれはダメ!と決め付けないところが手を出しやすいところでもあります。
DASH食で増やす栄養素は、主に、カリウム、カルシウム、マグネシウム、食物繊維、タンパク質です。
一方、減らすのは、飽和脂肪とコレステロールになります。
DASH食のポイントとなる栄養素
・カリウム
カリウムは、体内でナトリウムが増えると、尿での排出を促し血圧を下げます。
・多く含む食品:野菜や果物、いも類、きのこ類、海藻類など
・カルシウム
カルシウムは、マグネシウムや食物繊維と一緒に取ることで相乗効果が生まれ、血圧が下がると考えられています。 カルシウムが不足すると、副甲状腺ホルモンやプロビタミンDが分泌されるため、心臓や血管が収縮して血圧が上昇してしまいます。
・多く含む食品:牛乳・乳製品、大豆製品、小松菜など
マグネシウムはカルシウムの働きをバランスよく調整し、必要以上の血管収縮を抑えたり、血管の拡張を促します。
・多く含む食品:種実類(アーモンドやピーナッツ)、玄米などの穀類、豆類(特み大豆製品)など
・食物繊維
食物繊維は余分な糖質や脂質、コレステロールなどの排出を促す働きがあり、動脈硬化予防におすすめです。
・多く含む食品:海藻や果物、穀類、豆類、野菜、きのこ類
・タンパク質
タンパク質は血管を丈夫に保つための大切な栄養素です。不足してしまうと血管の弾力が失われ動脈硬化が進み、血圧上昇へとつながってしまいます。 脂質の少ない良質なタンパク質源の食品を選び取るように心がけましょう。
・多く含む食品:魚類(赤身)、肉類(赤身)、大豆類、卵類、乳製品など