本来、人間は「ある理論」によって太らないようにできている。
ダイエットにおいてカロリーのコントロールが最も大事ではあるのですが、「カロリー制限をすると痩せにくい体になる!」とゆう問題がございます。
長期にわたって摂取カロリーを減らしてしまうと、脳が勝手に脂肪をため込もうとするので、結果的にはダイエット前より体重が増えてしまう仕組みであります。
この問題を解決して、自然に食欲を減らすための理論が「セットポイント」。
こいつを上手く使えば、特にダイエットを意識しないでも勝手に体重が減っていくんで、個人的には、最も楽な減量法かと。。
そもそもセットポイントって?
セットポイントとは、人間の体に備わっている自動的に一定の体重を保つ仕組みのこと。具体的には、摂取カロリーの増減に応じて、レプチンやグレリンといった満腹ホルモンの量が変わりまして、以下のような状態です。
つまり、私たちの体では、「空腹感」と「代謝」とゆう2つの武器を使って、全力で元の体重をキープしようと頑張ってるわけですね。
このセットポイントは、およそ40〜70%が遺伝で決まっていると考えられてまして、双子を対象にした研究では、同じカロリー量を食べたとしても、遺伝の違いによって4倍も脂肪がつくペースが変わることがわかっております。
と、ここまでの話だけだと、「体重が遺伝で決まってるならダイエットなんてムダじゃん!」って気分になっちゃうわけですが、ご安心ください。なぜならば…
本来、人間はスリムな体系を保つようにできている
確かに太りやすさは遺伝で決まる面が大きいんですが、「本来は人間の体は太らないようにできている」というのが、いまの肥満学の考え方であります。
実は、原始的な暮らしを送る狩猟採集民たちは、食欲のおもむくまま炭水化物を食べているにも関わらず、太った人はゼロみたいなんです。
「それは運動量が大きいから!」と思われがちですが、狩猟採集民の消費カロリーは西洋人と変わらないことがわかっております。運動とダイエットは関係がないわけですね。
これは要するに、もともとのセットポイントに逆らわない自然な暮らしをすれば、人間は自然に痩せた状態をキープできるってことでして、逆に言えば、現代人の生活がセットポイントを乱しているから太るって話でもあります。
とゆうとこで、今回はここまでにして、次回は、その「セットポイントを乱す理由!」とゆうのを書いていきます。