awesome_life214’s diary

自然・エクササイズ・アンチエイジング・食事法・サプリ・ダイエット法など。 ブログ内で普段自分で実践している事をメインに書きます。 慢性的な『炎症』対策をテーマに書かせてもらいます! いつものライフスタイルの参考までに。

砂糖は万病の元??

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砂糖の摂りすぎはヤバイ?

 

砂糖は万病の元だ!」みたいな話は昔からよく聞く話、

 

砂糖は、

 

  • 麻薬なみの依存性がある
  • 何度も精製するので栄養はゼロ
  • 精神異常、めまい、その他の症状が出る

 

みたいに聴けば聞くほど怖くなってしまいます。

はたして、実際「砂糖」を大量に摂取することで体にはどんな影響がでるものなのか、

 

ワシントン大学での実験で、24名の男女を対象、年齢は18〜65才で、いろんな体型の参加者をそろえた研究がありました。

 

実験では3パターンの糖が入ったドリンクを飲んでもらい、

 

  • ブドウ糖:体の細胞が燃料に使う糖。筋肉や肝臓にもグリコーゲンとして貯蔵されている。
  • 果糖:フルーツとか野菜によくはいっている糖。細胞が使えないので、肝臓でブドウ糖に変換される。
  • 果糖ブドウ糖液糖:甘味が強いのでよくお菓子に使用される。55%が果糖、42%がブドウ糖でできている。

 

それぞれのドリンクのカロリーは、参加者が1日に必要なカロリーの25%ぐらいで、結構な量です。

 

大量に精製糖を飲んでも悪影響は出なかった

 

参加者は8日ごとで血液検査を受けて、

 

  • C反応性タンパク(CRP
  • インターロイキン6(IL-6)
  • ゾヌリン
  • リポ多糖結合タンパク質(LBP)

 

の数値を調べられました。

CRPとIL-6は体内の炎症レベルを示す重要なマーカーで、ゾヌリンとLBPはリーキーガットが起きていないかを調べるためにチェックしています。

 

結果は、、

 

  • どのドリンクを飲んでも、参加者の炎症レベルは特に上がらなかった
  • リーキーガットが起きた様子も見られなかった

 

 って感じ。どうやら、結構な量の精製糖を飲んでも目立ったダメージは起きなかったみたい。

 

 

この結果を過去の実験と照らしあわせてみると、

 

  • 31名の参加者に大量の果糖とブドウ糖を10週間ほど飲んでもらったが、とくに炎症レベルは増加しなかった。ただし、体脂肪が増えた参加者は、炎症をもたらす物質 (PAI-1と MCP-1)の量が増えていた。
  • 20名の参加者に大量の果糖とブドウ糖を4週間ほど飲んでもらったが、とくに体脂肪は増えず炎症レベルには影響がなかった。

 

 

 ってデータがあるのがおもしろいところ。どういうことかというと、

 

  • 砂糖を大量にとっても慢性炎症は起きない
  • ただし体脂肪が増えると慢性炎症が起きる

 

 ってことでして、おそらく砂糖そのものに害があるわけじゃなく、あくまで悪いのはカロリーオーバーなんじゃなかろうか、と。要するに、

 

  1. 砂糖が入った食品にはうまい物が多い
  2. うまいからつい食べ過ぎて太る
  3. 炎症が起きる!

 

結果、当たり前みたいな話でありますが、これにより、砂糖が必要以上に悪玉に見えてしまうのかと思います。

 

もちろん、長期的に大量の砂糖を食べるのは問題があるかと思いますので、気をつけたいところではあります。