地中海式ダイエットのメリット⑴
地中海式ダイエットで脳の働きがバージョンアップ
地中海式ダイエットで頭が良くなる!」っていうナイスな研究をご紹介。
地中海式ダイエットは、イタリアやギリシャの伝統食を模した健康法で、かなり昔から評判がいい方法。実証データも豊富で、おそらく現時点ではもっとも信頼がおける食事法のひとつかと思います。
そこで、今回紹介していくのは、「地中海式ダイエットは脳に効くの?」ってあたりを調べたもので、統計的に出されているもので、かなり科学的に信頼性が高いものであります。。
どこに住んでいても地中海食で頭が良くなる
その結論をざっくりまとめると、
- 地中海式ダイエットを徹底するほど、脳の機能はアップする。この効果は若者でも得られる。
- 具体的には、長期記憶、ワーキングメモリー、視覚記憶、注意力、集中力、言葉を使う能力のすべてがアップする。
といったところ。老若男女を問わず、地中海式ダイエットで頭が良くなるわけですね。
こちらの研究では地中海式ダイエットが世界中で行われており、どこの国を問わずにいい結果が確認されているとのこと。。
頭をよくする2大栄養素
こういった効果が出る理由は複雑なんですが、
研究者が提唱する「頭を良くする栄養素」は次のような感じであります。
- ビタミンB群:脳が神経伝達物質を作るのに必須。とくにビタミンB6と葉酸とビオチンは、セロトニンやアドレナリン、GAVAなどを作るために欠かせないので、ビタミンB群が足りないと、どんどん頭の働きは落ちていく。また、ビタミンB12と葉酸が足りないと、脳が縮んでしまうことも知られている。
- オメガ3:昔から魚の油で頭が良くなると言われますが、確かにオメガ3には脳の神経を新しく作ったり、しなやかさを保ったりする働きがある。ついでに、定期的に魚を食べていると、脳のボリュームが増えるとの報告もある。
脳の働きに欠かせない栄養素には、ほかにもビタミンDとかマグネシウムとかいろいろありますが、とりあえず今回の研究では上の2つが重要視されてますね。
頭が悪くなる3つの原因
では、逆に「頭が悪くなる原因」はなにかと言えば、ざっくり以下のような感じ。
- 体内のホモシステイン:ホモシステインは、体内でアミノ酸が代謝されてできる物質。年を取ると脳が弱っていくのは、ホモシステインの増加が大きな原因のひとつと言われております。ホモシステインは、葉酸・ビタミンB6・ビタミンB12が足りないと、どんどん体内に増えていっちゃう。
- 砂糖とトランス脂肪酸:どちらも、とりすぎると高齢者の脳の働きが下がっちゃうことが確認されている。
地中海式ダイエットは魚とオリーブオイルが多いせいで飽和脂肪の摂取量が少なく、野菜とフルーツを大量にとるおかげでホモシステインも増えないんだ、と。
とにかく地中海式ダイエットは全方位から脳に効いているわけです。。
「健康的な食事は頭にもいいよ!」とゆう当たり前の話ではありますが、こちらはかなり信頼がおけると思いますのでやっていくのはありかと。。なんせ美味しいですからね。。