種類別、ダイエットにベストなお肉。『牛、豚、鳥』
肉の種類に痩せやすいとかあるのか?
について考えてみまして。
で。結論から言うと。
残念ながら痩せやすい肉というのはない、のですが。
肉の種類ごとにメリットが大きく異なりますので、
その辺をまとめたのを書いていこうかと思います。。
赤身肉のいいところ・悪いところ
牛や羊、ヤギなんかに代表される赤身肉は、微量栄養素が豊富なのが大きなメリット。
具体的には、
- ビタミンB群
- 鉄分
- 亜鉛
- その他ミネラル
あたりが大量にふくまれています。特に赤身肉の鉄分は体に吸収されやすく、ホウレン草から鉄を摂るよりも効率的。
また、赤身肉の脂肪にはビタミンDの吸収を助ける働きがありまして、これも大きなメリットであります。
また、牛肉は脂肪のクオリティも高くて、オメガ6とオメガ3のバランスが4:1というすばらしさ。
ご存じのように、体内のオメガ3量はアンチエイジングにとって最重要ポイントの1つで、この比率が1:1に近いほど老化が進みにくいんです。
ちなみに現代の日本人は、西洋風の食生活が進んだせいで10:1〜40:1ぐらいまでバランスが悪化しているそう。
一方で赤身肉は、
毒性が強いAGE(糖分とたんぱく質を熱してできる物質)が多くて、老化が進む原因になりやすいってデメリットもありまして、このあたりをどう考えるかが難しいところ。
鶏肉のいいところ・悪いところ
鶏肉に多くふくまれるのは、
- ビタミンB6
- ナイアシン
- その他ミネラル
といった感じで、栄養面では赤身肉のほうが上。
また、一般的な鶏肉は、悪質な環境で育っているケースが多くて、ホルモン剤などが使われている場合もあるのが難点。
オメガ6とオメガ3のバランスは18:1で、赤身肉よりもかなり悪くなっております。
一方で、老化の原因になるAGEの量は赤身肉にくらべて少ないのと、疲れが取れる成分として有名なイミダペプチドが入ってるのもいいところ。もっとも鶏肉に関しては、価格が安いってのが一番のメリットかも。
豚肉のいいところ・悪いところ
豚肉に多くふくまれるのは、
など。栄養価としては赤身肉より下で、鶏肉よりちょっと上。
オメガ6とオメガ3のバランスは10:1で、これまた赤身肉より下で、鶏肉よりは上。
AGEの量に関しても、赤身肉よりはマシだけど、鶏肉よりは多め。
まとめ
肉ごとの特徴をまとめてみました。
生育環境によって栄養価は大きく変わるものの、基本的なスペックでいえば、栄養面も脂肪のバランスも赤身肉の圧勝。
次が豚肉で、3番手が鶏肉といった感じです。つまりは、放牧で育った牛肉が最強。
とはいえ、そんな高価な牛肉ばかり食べるわけにもいきませんので、
- ファーストフードは絶対食べない
- 植物油(コーンオイル、ベジタブルオイル、キャノーラ油、サフラン油、大豆油など)を完全にカット
- ナッツは控えめに食べる
- 青魚を積極的に食べる
という4点を守って、できるだけオメガ3のバランスを保ったうえで、
予算に応じて豚と鳥を取り入れていくのがよいかと存じます。
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