スポーツドリンクを飲むぐらいなら”あれ”を食べるべし!
結論、バナナなんですが、そちらを証明してくれているデータをご紹介。
昨日のブログにも近い感じになるかもですが。
これは20人のプロサイクリストを対象にした実験で、まずは全員に75キロのライディングをお願いしたらしい。その際に全体を3つにわけまして、
- ただの水を飲む
- スポーツドリンクを飲む(糖分と電解質が入ってるようなやつ)
- バナナ(1本の半分)を食べる
って感じに振り分けたらしい。糖分補給(または水分補給)の時間は30分おきだったとのこと。
その後、運動の後や45時間後などいくつかのポイントで全員の血液を採取しまして、体内の炎症レベルなんかをチェックしたらしい。
当たり前ですけど、激しい運動をすると体内の炎症が増えるんで、疲れが長引いちゃったりするんですよね。その辺を、スポーツドリンクやバナナが改善してくれるのではないか?と考えたわけです。
で、結果はと言いますと。
- 水だけ飲んだ参加者が、もっとも炎症のレベルが高かった(これは糖質を取ってないので当然)
- スポーツドリンクを飲んだ参加者は、炎症レベルがそこそこ低くなっていた(まぁこれも当然)
- バナナを食べた参加者は、炎症レベルがかなり下がった上にCOX−2が減っていた
だったんですね。COX-2ってのは酵素の1種で、炎症や痛みの原因になる物質を増えやすくする働きを持ってたりします。癌細胞が増えちゃうのもこいつが原因のことが多かったりとか。COX-2の減少はバナナに特有のもので、水やスポーツドリンクでは起きなかったらしい。
基本的にCOX-2は炎症レベルを上げるんで、こいつが少ないほうが良いのは間違いないところ。イブプロフェンなんかが効くのもCOX-2を抑えてくれるおかげなんですが、まさかバナナに同じような作用があるとは、ちょっとビビりますなぁ、
ただし、いまのところなんでバナナがCOX-2の抑制に効くのかは謎。30分ごとにバナナを食べるのが最適のタイミングなのかもよくわかっておりません。まぁ一般人のスポーツ好きが使う分には、適当なタイミングで好きな量を食べればいいと思いますが。
わたしもそうですが、自然な物を好む人は、エクササイズ時にバナナを食べると良いと思います、値段も安く、スポーツドリンクの代用になる成分が十分に含まれていますので。
ちなみに、バナナはコストコにて大量買をしております。。