慢性炎症をさらに詳しく。
昨日のブログでは「慢性炎症」の大まかなおさらいを。
awesome-life214.hatenablog.com
そんな万病のもとと言われる「炎症」をもうすこし詳しくしていくことに。
生活習慣病、がん、加齢関連の疾患に共通する「慢性炎症」。
炎症と病気の関係。
「炎症がなぜ病気と関係が?」となるところなんですが、炎症は本来体を守ためのメカニズムになります。
このコントロールがうまくいかなくなることで、組織の破壊、そして臓器の機能低下や発癌に繋がって来てしまうことに繋がります。
2種類の炎症
炎症はそもそも、整体防御反応であり。炎症が起こるということは、正常に免疫機能が働いているという意味。
この炎症は、その経過から、
- 急性炎症
- 慢性炎症
に分けられます。
急性炎症はまだわかりやすく、細菌や外傷などにより、
- 腫れ
- 発熱
- 赤み
- 痛みなど、
目で見てとれるものが多いです。
慢性炎症の発生
体は、組織の異常に対して、様々な反応を起こします、その一つに、「炎症生サイトカイン」と呼ばれる炎症シグナルが出て、免疫細胞を該当部分に集める反応があります。
集まった免疫細胞は、活性酸素を用いて異物を攻撃します。
その後は「繊維芽細胞」と呼ばれる細胞が集まってきます。
繊維芽細胞は欠損した組織を修復するために「コラーゲン」などの繊維を分泌して穴を埋めていきます。
これを足場として毛細血管や元の細胞が再生していきます。
そして、この免疫細胞をコントロールするメカニズムに異常が起きることで、慢性炎症が発生してしまいます。
慢性炎症は気付きにくい。
急性炎症の様に見てとりやすければ良いのですが、慢性炎症の様に長い時間かけて免疫が働き続けることで、はっきりした症状が出にくく、気づかないことも多々あります。
まさに「くすぶる」という表現がぴったりの病態です。」
そんなわかりにくい慢性炎症のいろいろな対策はまた次回に。。