ホエイプロテインの酸化問題。
ホエイプロテインは酸化しないのか??
まずは酸化っていうのは、「劣化する」「ダメージを受ける」といった感じのこと。
イメージで言うと、りんごの断面が変色したり、釘が錆びるだったり、輪ゴムがボロボロになったりといった現象のことを言います。
タンパク質って言うのは、熱を与えるとどうしても劣化してしまいやすいので、プロテインパウダーも同じことが起きやすそうに思われます。
市販のプロテインパウダーも劣化しているんじゃないのか?と言う疑問になります。
ホエイプロテインはかなり酸化に対して強い
個人的なポイントは、「ホエイプロテインが異常に酸化に強い」って点だったりします。
これは過去のデータでも山ほど確認されていて、60度の環境で保存したプロテインはすぐに酸化したけど、25度の環境で1年も放置した場合は18%しか酸化が起きなかったとか。これは他のタンパク源にくらべると凄い数値。
なぜこんな現象が起きるかといえば、そもそもホエイプロテインは抗酸化の能力が凄いからであります。
ホエイプロテインには、「抗酸化物質の王」と呼ばれるグルタチオンを増やす作用が高いんですね。
と言うこともあり。どうもホエイプロテインに限ってはタンパク質酸化の影響はかなり低そうであります。
実際どれくらいの酸化レベル??
参考になりそうなデータで、ホエイプロテインの酸化度(タンパク質カルボニル)を調べたものが。その結果は、
- プロテインパウダーの酸化レベルは、冷凍された未加工の食肉と同じぐらい
だったそうで、大した問題はなさそうな感じです。
なので、市販のホエイプロテインの劣化はあまり気にせず飲み続けても良いかもしれません。。