甘いお菓子につきものの『虫歯』 本当の原因と手軽な対処
昔から親に、「甘いものを食べすぎると虫歯になるよ!!」とよく言われてきました、
実は、『甘いもの』、つまりは砂糖が直接虫歯を作っているわけではないのです、、
- 口の中には何百種類という常在菌が。
その中に「ミュータンス菌(Streptococcus mutans)」という菌があります。
ミュータンス菌は、砂糖などの糖類から酸を作り、口の中を酸性にします。
この状態が続くことで、歯が酸によって溶け出し、虫歯となります。。
また、ミュータンス菌は、砂糖を原料にしてグルカンという物質を作り出します。
グルカンは水に溶けず、ネバネバした物質です。
そのため、歯の表面にくっつき菌を繁殖させやすくしたり、菌が作り出した酸性物質を歯の表面に留まりやすくしたりするので、より虫歯になりやすい状態となってしまいます。
手軽な対策 『緑茶』
「緑茶は虫歯予防にいい」というのは聞いたことありませんか?
緑茶の成分には、『カテキン』が含まれています。
カテキンには、ミュータンス菌を抑え、グルカンの生成を抑制する作用があります。
緑茶カテキンを添加したキャンディ、キャラメル、ビスケットを餌に混ぜ、ミュータンス菌に感染させたラットに与えた実験があります。
もちろん、餌に混ぜたキャンディ、キャラメル、ビスケットには砂糖も含まれています。
カテキンを無添加のキャンディなどを与えたラットに比べ、カテキンを添加した餌で飼育された場合は、有意に虫歯スコアが低くなったそうです。
さらにカテキンの配合濃度が高いほうが、虫歯のスコアも低くなったそうです。
緑茶を、普段からマウスウォッシュ代わりに使うのもいいかもですね。。